自分のこれからのキャリアに不安を覚えたことはありますか。
このままではダメだ。何かを変えないといけないと思っていてもどうしたらいいか分からないですよね。私もそうでした。
キャリアを変えるといっても年齢も若くないしかなり覚悟がいることなので慎重に考えてしまいます。しかし考えるといってもどう考えたら正解なのか分からないので中々答えが見つかりませんでした。
今回はそんな時に私が参考になった本を3冊ご紹介したいと思います。
物語思考 ―「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術
この本は「やりたいことを見つけろと言われても、見つけ方が分からない」という人や、「行動しろと言われてもできない」という人には必見のハウツー本です。
よくある自己啓発本ではないのでやる気が出たり、救われた気持ちになったりする事はありませんが「やり方」が丁寧に描かれているのでこの本を読んで実践すれば考え方が明確になること間違いなしです。
結論、この本で何が言いたいかというと「自分の理想通りに人生を過ごすためには、いっそ一つの物語を作るように考えた方がいいいよ」ということです。
私が特に印象に残った言葉は、「なりたい状態こそが行動に影響を与える」です。つまり過去からの積み重ねよりも未来になっていたい状態の方が現在の行動に影響を与えるという事です。
これまで私はキャリアを考える時に過去経験した事から棚卸しをして自分には何が向いているのかと考えていました。
しかし、著者の考え方は逆で、「未来のなりたい像を決めて、それから逆算して自分の現在の行動を変える」方が合理的だと言っているのです。
この考え方を知った時、自分は目から鱗でしたし、実践してみて行き詰まっていた考えが一気に開けました。
なので個人的には1番におすすめしたい一冊です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
この本は人生100年時代を迎えて私たちはどう生きていくべきかを書いている本になります。
なぜこの本をピックアップしたかというと、私たちの親世代の生き方と今の世代の生き方はまるで違うという事を分からせてくれるからです。
これまでの時代は100歳まで生きることが珍しかったのがこれからの時代は100歳まで生きられる確率が50%を超えてきます。長生きする事がいいことばかりではありません。
健康寿命は伸びますが、国の年金も十分にもらえるか分からず頼りにならない。つまり、これまでは60歳ぐらいで定年退職できたのが75歳ぐらいまで働かなくてはならなくなりました。
また終身雇用が崩壊し、平気でリストラされる時代が到来します。これまでの生き方から私たちの人生プランを劇的に変えていかなければならないのです。
本書では生き方をどう変えていくのかを分かりやすく具体的に書いています。私もこの本を読んで75歳まで働き続けるためにはどんな仕事・スキルをつけていったらいいのか考えを指し示すきっかけになりました。
世界的に売れているベストセラーなのでこちらも是非読んでほしい一冊です。
運転者 (著:喜多川 泰)
小説であるこの本は、保険の営業に転職した主人公が仕事もプライベートも多くの問題を抱え、「なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ」と独り言を言った彼の前に、タクシーの運転手が現れて彼の「運」を言い方向へ「転」じてくれる物語です。
「運」とは何か、それをどうやって活かして人生を変えていくかを学ぶことができます。
私はこの本を読んで、踏んだり蹴ったりの主人公が私のキャリアに行き詰まって辛い状況と重ね合わせてしまい苦しくなりました。
特に辛い状況に何をどう頑張ればいいのか分からなくなっている主人公の心情に深く共感をしたのを覚えています。
しかし、感情を重ねた分、タクシー運転手のアドバイスで人生を変えていく主人公をみて勇気を与えてくれました。
今が最も辛く、何をしても上手くいかないんじゃないかと行き詰まっている社会人には絶対に刺さる内容になっているので是非おすすめしたい一冊です!
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は3冊を紹介しましたが、まだまだお気に入りの本があるのでまた機会があれば記事にしたいと思います。
逆に読んで欲しい本があればコメントで教えていただきたいです!是非勉強させてください!
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